グランパス絡みで本を２冊読みました。

勝利の食堂はグランパスの栄養士の方の著書になりますが
正直、これを読んで初めてグラが食事に関して相当厳しい事を知りました（駄）
実際他チームがどのぐらい食事についてのメソッドを持っているのかはわかりませんが
少なくとも、ベンゲルが持ち込んだメソッドによってグラが日本の中で先んじて栄養学を取り入れたことは確かな模様。

自分も栄養学については多少情報収集していますが、それでも初めて知る事が多かったです。
例えば和菓子は甘くてエネルギーがあり、しかも脂肪分がほとんどないからデザートや補食に良いとか
お好み焼きやたこ焼きはジャンクフードっぽいイメージですが
実はエネルギーも栄養も取れてスポーツ選手にピッタリとか。
グラの夏場対策が貧血の改善っていうのも予想外でした。

全体的には、要約すると和食最強って内容なのですが、他にも選手個別のエピソードなども載ってて楽しめます。
金崎が朝弱くて朝食が食べられなかったとか、俺すぎるw
そしてここでもやっぱり楢崎はすごいという。

本としてみると、構成がちょっと気になったかなというところ。
大きい章がいくつかあって、その章の内容に沿った数ページの小話が集まっているのですが
複数の話で同じことが書いてあったりすることが目につきました。
とはいえ不満はそのぐらいで、ためになる話が多いですね。
内容的にスポーツ選手向けの事が多いですが、栄養学に興味があれば読んで損はないでしょう。


そして楢崎の著書ですが、こちらは何で今まで読んでなかったんだという感じかも（笑）
幼少期から現在までの振り返り、楢崎のGK観など、楢崎を知るための内容がてんこ盛り。
学生時代の指導者は徹底して基礎を叩きこむ人だった、スーパーセーブより何気ない小さなプレーが大事という考えなど
確かに楢崎を見ていれば納得することだらけです。そしてやっぱりどこまでもストイック。やっぱり惚れます(　´ω｀)

メンタル面に関しては、クラブや代表でこういう事があったから・・・といった内容が書かれています。
特に代表での影響が非常に強いようで、トルシエ時代のフランスでの惨敗やドイツW杯に出られなかった事が大きいようです。
これを見るとメンタル的に完成したのはオシム時代の頃という風に見えますが（出版が南アW杯直前なので）
それから南アで試合に出られず、グラで優勝して、そして今年チームが不甲斐ない中でどう思ったのか気になるので
是非、続きを出してもらいたいところですね。