手元のガイドブックだと法華院温泉山荘での1泊2日コースになっていたので
富士山以来の泊まり登山もいいかと、このコースでいくことに。
山荘に予約したところ、17時までには到着して欲しいとのこと。
ガイドブックでは1日目の所要時間が5時間30分、健脚の人で4時間となってました。
とりあえず5時間で行けるという希望的観測でいけば12時に登り始めればいいわけで
となると11時30分ぐらいに現地につければ・・・というところ。
登山に行くなら荷物の関係で自動的に車で行くことになりますが、ナビでは所要時間が12時間50分。
ナビに入ってない新名神を通り、さらに深夜でスイスイいけることを考えれば12時間と見てよさそう?
定時でダッシュで帰ってすぐに出て18時過ぎにスタートとして、12時間ということは6時過ぎ到着予定。
このうち睡眠時間が4時間30分として、さらにSAで夕飯とか小休憩とか入れたら・・・
お、ピッタシ11時30分ぐらいに着きそうです\(^o^)/
と、完璧な(?)プランでしたが、直前になって
「金曜日は東京出張に行ってねぇ~」
(´;ω;`)
しかし思ったより解放される時間が早いようで、19時30分ぐらいには何とか出発できそう。
睡眠・休憩時間を削れば何とかなるかも?
そして出張の当日。
「急遽終了時間が変更になったんでヨロシクね~☆」
出発できる時間が21時になりました。ふざけんなヽ(;`Д´)ノ
途中で抜け出したかったものの、しょうがなく我慢して最後までスケジュールを消化。
同伴者を心の中で謝り倒しつつ急かして乗り換えを急いだ結果、予定より1本早い電車で帰宅。
帰りにすき家で値下げ中の牛丼をダッシュで食い、21時前に出発。
そして急ぎ足に走った結果、想定より早い10時に到着できました。
これは睡眠・休憩時間を削ったのが大きいのであって、法定速度は全力で守ってますよん(ニッコリ)
牧ノ戸峠の駐車場はほぼ満車でしたが、幸いにも残り数台分空いてて停められました。
空きがないと途中の道に路駐しないといけないらしいので助かりました^^
直前のコンビニで食料としておにぎりを買っていたものの、夕飯用のパンでしっくり来るものがなく
ここのレストハウスで買う・・・というつもりでいましたがここにもしっくり来るのがなく
おにぎり2個とスポーツショップにある栄養食だけで泊まり登山に挑むことに。いいんでしょうかね。
早目に到着したのを利用し、ちょっと仮眠を取ろうとしましたが何故か目が冴えて眠れる気配がないので
このままアタックすることに。
寝不足で登山するのがいかにキツイか去年の富士山で体感してるので多少不安はありましたが。
宿の方から「確認のため、登山前に電話してね~」と言われたのでまず連絡を。
・・・携帯が余裕の圏外なんですけど( ^ω^)
しょうがないのでレストハウスの公衆電話で連絡。公衆電話なんて使ったの何年振りやらw
持ってて良かったテレホンカード(謎)
そんなわけで、10時30分にスタート。
コンディションが悪いせいか、体力が落ちたのか、開始10分でいきなり息が上がってしんどくなるw
いや、道の傾斜がきついんですよ。いきなり登り階段、勾配のある登り坂で。
開始10分で、スタートの駐車場がこんな遠くになってしまったぐらいです。
しかしその後少し進んだら登り勾配がなくなり、楽になりました。
と思いきや今度は下りになり、ちょっと進んだらまた登りになり
さらに進む道が微妙に分かりづらくなったりと、大して楽にはならず。
予定より早く出発したとはいえ、時間制限がある以上多少焦りが出ます。
そんな中、扇ヶ鼻分岐に到着。手元のガイドブックを見たら、ここまで健脚タイムで90分。
今の時間は・・・スタートからちょうど1時間!これで気持ちに余裕が出ました(笑)
この分岐ではこのままルート通りに直進する方と、星生山に寄り道するルートがあります。
ガイドブックによると1時間の行程らしいです。
それだけの時間の余裕はありそうなので、外伝マップ(違)へ進むことにしました。
この見るからに狭くて急な道を見て引き返したくなりましたが、意を決して進行。
足に草が当たるぐらい道が狭いので短ズボンの人は来ない方がいいと思われます。
そもそも短ズボンで来る人はいないでしょうが(笑)
20分ほど登って山頂へ。
ここで満足して引き返すのもアリなんですが、とりあえずこのまま寄り道ルートを進行。
岩場みたいな道で足元が危ない上に狭くて通る場所がわかりにくいです。
うっかり転んだらそのまま下へ転げ落ちそうな場所も・・・
あと虫がぶんぶん飛んでいて地味にうっとうしかったりw
割と難易度の高そうな道なので自信がない人は本気でやめた方が良さそうです。
ふと、通った道を振り返ったら
「あれ?本当にこの道通ってきたの?どう見ても通れそうにないんですけど」な感じに(笑)
その後もしばらく進み・・・
ガイドブックによればこれが硫黄山でしょうか。硫黄の匂いがします(ホントに)
さらにこの寄り道ルートを進んでいきます。横に通常ルートが見降ろせるのですが
「ああ、あっちを通れば楽だろうなぁ」と思ってしまいます(><)
思ったよりも長い気がする寄り道ルートにもようやく終わりが見えてきて、
どこから降りるのか一瞬迷いこっちかな?と進んだら大ハズレで
危うくダイビングしそうになりつつ本ルートに復帰して寄り道終了。
ちょうど1時間でした。時間も12時30分ということで昼飯に。
山の新鮮な空気(匂いは硫黄)と木々のせせらぎ(虫の羽音付き)に囲まれつつおにぎりを食し
久住分かれから久住山を目指します。
下から見ると非常に遠くて大変そうな登り道ですが
実際に歩いてみると意外に速く、25分ぐらいで山頂に到着。
付近で子供が「やっほー」と叫んでましたが、何も返ってこなくてガッカリしてる様子でした。
現実はそう甘くないのだよ!
景色を堪能して再び分岐に戻ったら13時30分。健脚タイム通りに来れているようです。
ガイドブックではこのまま山荘へ向かいますが、時間に余裕がありそうなので再び外伝マップに。
中岳方面へ進むことに。どの道を進めばいいのかわかりませんが、案内板頼りで進みます。
これが御池でしょうか。時のオカリナのハイリア湖を彷彿とさせます(?)
道を間違えてないか不安がありましたが、20分ほどで中岳に到着。
正直、周りを見てもどれが何山かわからないというかどれも同じに見え(ry)
ここでちょっと栄養補給。アミノバイタルゼリー1本目を摂取。
また日差しが強くなってきて去年の富士山の悪夢が蘇ってきたので日焼け止めを塗る。
・・・本当はスタート時に塗るつもりが忘れ(ry)
すでに首がヒリヒリし始めていて手遅れのような気がしないでもなく。
帰りは迷わないよう、同じ道を辿って帰るのがセーフティですが、天狗ヶ城も経由することに。
なんかここには誰もいなかったので自分で自分を撮るというキモイ行動に出ました。
その後も迷わず無事、本ルートに復帰。外伝マップ開始からちょうど1時間でした。
これで現在14時30分。ここから山荘まで健脚タイムで80分ということで
どうにか17時には余裕で間に合いそうな感じです。
まずは岩場の下り道。
さすがに足が疲れてきているので踏ん張りが利きにくくなり危ないですが頑張って降ります。
しばらく進んだら下りが終わり、普通の平坦な砂道になり非常に楽に。
途中分岐があってどちらに行けばいいのかよくわかりませんでしたが
ガイドブックと睨めっこして、多分こっちだよねと予想して進行。
その後は再び岩場を降りる道になり、さらに先へ進むと林間を降りる山道に。
途中、川とは言わないまでも水が流れるところを狭い足場を渡って進む場所があり
「足が疲れ切ったところでこの道・・・絶対転んでびしょ濡れになる人続出だろ」
と思いつつ注意して進行。
林間を抜けたら今度はどこへ進んだらいいのか分からなくなり
ひょっとしてこの川を進んでいくの?と一瞬思いましたが
ちょうどそばで工事をしていて、ブルドーザーを運転してたおじさんが道を教えてくれました。
ああ、そこ道だったんだ・・・川を進むんじゃなくて渡るのか・・・
教えてくれなかったら迷ってた可能性大でした(苦笑)
そんなこんなでようやく
本日のゴールに到着!
健脚タイム80分のところ、60分でした。
う~ん、このガイドブックのタイム、なんか平坦な道だとこのタイムより早く着いて
逆に起伏のあるキツイ道はほぼこのタイム通りになってるんですが・・・
このガイドブック、起伏を軽視しすぎのような・・・
とにかく15時30分に山荘入り。
大部屋で雑魚寝を想定していたんですが、個室を割り当てられました。
1人で個室を独占するなんて恐れ多いと思っていたのでいいのかと不安でしたが
この日は人が少なかったみたいで。
後はもう今日はのんびりゆったりするだけ・・・のはずが
この山荘でも妙な苦労をすることに。
とりあえず着ている服が汗まみれなものの、着替えは下着しかありません。
富士山とかそんなに汗かかなかったし、九重山も大丈夫じゃね?と思ってましたが
標高2400~3000オーバーと1300では気温が全然違いました(当たり前)
とりあえず乾燥室があるようなので行ってみましたが
ただ単に物干し竿と扇風機があるだけで全然乾燥効果が期待できません(笑)
しょうがないので服に消臭スプレーをかけまくって我慢することに。
次に温泉ですが、荷物を出来るだけ減らすため
タオルは備え付けのやつを使えばいいやと持ってきませんでした。
そして備え付けタオルなんて存在しませんでした\(^o^)/
どうやって凌いだかは書くの面倒なので省略(苦笑)
温泉自体はただ湯船があるだけで、本当に浸かるだけの温泉です。
ベランダがありましたが、外から丸見えなので自分に出る勇気はありませんでした(笑)
後は夕飯。素泊まりなので持ってきたパンを・・・って買ってないんだった(駄)
しょうがないので栄養食でしのぐことに。
コンディションが悪いせいか疲れのせいか、なんか気分が悪くなってきて食欲もあまりなく
チョコクリームケーキ、カスタードクリームケーキ、ウエハース各1個食って終了。
あと筋肉痛対策に2本目のアミノバイタル摂取。
飲み物は4リットル持ってきたんですが、この時点で残り少なくなってきました。
富士山の時はこんだけあれば余裕だった気がしたんですが・・・
やっぱ標高が違えば水分消費量も違いますね(-_-)
とりあえず山荘の自販機で500mlボトル1本購入。
200円です。富士山価格じゃないぜ><
さて・・・これでもうやることがありません(笑)
部屋にはテレビなんてあるわけなく、コンセントの1つもないという何も無さです。
とりあえず宿泊記念帳みたいなものがありました。
この部屋に泊まった人が○月○日に来たとか名前とか思い思いに書いてました。
ぼくカレーめん!(愛知県・34歳・男性)
と書こうとしましたがやめておきました。
とりあえず何も無いのは予想してたので、持ってきておいたラノベを読んで時間潰し。
20時前に消灯しましたが、廊下や隣の部屋の声が筒抜けで
廊下を走ったりわざと地響き立てて歩く子供がいたりでやかましいです。
大部屋の雑魚寝を想定して持ってきた耳栓をつけても正直焼け石に水でしたw
あと付近の川の音がするので部屋の窓を閉めておいたんですが
そうすると今度は暑かったり・・・(もちろん空調なんてないよ!)
計画ではさすがに眠気が限界になってて即眠れるだろうと思ってたんですが
何故か眠気もそんなに来なかったりでなかなか寝れませんでしたw
朝は5時前に起きて、5時20分出発。
坊がつるを横目に歩いていきます。
しばらくしたらどちらに進むのかよくわからん分岐が。
左は狭い山道に入っていく道、このまま坊がつるを歩いて行く感じの道。
ゴールの長者原は左、ということを示す看板がありますが、
ガイドブックを見るに九州自然歩道を通って行くっぽい感じ。
看板の方は狭い山道に入っていく感じでとても自然歩道って感じではないので
こっちじゃね?と右へ行くことに。
少し歩いたら林道のような道に入りました。
・・・が、歩けど歩けど何もありません。
地図を見ると途中の分岐を間違えると明後日の方向に向かってしまうので
間違えたんじゃないかと不安になってきます。他の登山者は誰もいないし。
30分以上歩いて、こんなに何もないのはおかしいし方向的にも間違えてる気がして
改めて地図をよく見ることに。
ふと、大船林道という地名が目に入りました。
もしかして今歩いてるのってここじゃ?と引き返すことに。
林道の入り口にある看板を見たら、思いっきり大船林道って書いてました\(^o^)/
「さすが九州自然歩道というだけあって歩きやすい道だなー」とか勝手に思い込んでた(駄)
結論
「素人の勘より案内板」
先程の分岐に戻った時には1時間のロスになってました。
さらにここで水分が500mlボトルだけになります。
今度は看板の通りに山道へ。
狭い上に歩く場所がよくわからないので慎重に進みます。
30分ほど歩いて雨ヶ池に到着。
その後も山道を歩き続け、あと少しというところでまたどっちに進むかよく分からない分岐。
とはいうものの、さすがにこれは間違える要素がないレベルの分岐で
地図を見ながら進んで、ちょうど水分を飲みきったところでようやくゴールの長者原に。
さらば九重山。多分もう二度と来ないw
この時点で8時10分、道間違いを除けば2日目は2時間でした。
ガイドブックの健脚タイムだと1時間50分なんですが
やっぱりこのガイドブック、起伏を軽視しすぎだろと・・・
トータルだと7時間弱ぐらいですね。
長者原から牧ノ戸峠へはバスで戻りますが、バスの時間を下調べしていません。
どうせこんな所だと1時間に1本あるかどうかぐらいだろうし(失礼)
時間が合うか不安でしたが、時刻表を見たら・・・8時30分、まさかのジャストタイミング!
しかも実はこれが始発のようで。結果的にあの道間違いもちょうどいい時間潰しだったということに。
そんなわけでバスに乗って牧ノ戸峠に戻り、9時に出発。
感想は・・・スタートが標高1300~最高で1800弱と起伏が少なく
夏とは言え気候的には問題なさそう、コースも一般的な人気コースらしいので
楽だろうと侮っていたら、思ったよりキツかったですw
とはいえ、星生山ルートさえ通らなければ難しいところはなく
加えて中岳にも行かなければ時間的にも初心者向けレベルかなとは。
さすがに道間違いするのは自分だけでしょうしw
さ、これで今年の登山はもういいや・・・と言いたいところですが
9~10月頃にもう1回行こうかな、という気になってきました^^
さてどこに行こうか・・・
1. 無題
夏の午後は雷雲発生しやすいから五時は遅すぎだわ…
年一回登れば気が済むなら一日登山保険とかやるといいよ。
たぶん携帯でも申し込めるんじゃね?
遭難しても安心してヘリが呼べ(ry